日時:2021年8月6日(金)14:00~16:00
場所:岬町立深日小学校
対象:深日小学校教員12名
講義担当教員:教職大学院 特任教授 貴志年秀
岬町立深日小学校の授業づくり研修、今回が2回目の訪問(全8回訪問のうちの2回目)です。今年度の研究テーマ「○○の不思議を、とき明かそう!」を具現化するために、11月に予定している研究授業、3年生理科「じしゃくのふしぎ」の単元構想と教材づくりが今回の研修内容です。
初めに授業者の岡田先生から、1学期の行ったご自身の実践「風やゴムの力のはたらき」についての発表がありました。驚いたのは、前回の研修(6/23)でお話した内容、「問題解決学習」や「子どもの?(はてな)と!(気付き)」等をさっそく授業の中に取り入れてくれていることです。単元導入で風やゴムを使ったおもちゃづくりをし、子どもたちがたくさんの?(はてな)や!(気付き)を出す、大変興味深い学習展開でした。そして、岡田先生が何より素晴らしいと感じたのは、ご自身の取組を省察し、成果と課題をきちんと分析して、11月の研究授業に生かそうとしている点です。
続いて、(本学講義担当)貴志の方から11月の授業単元「じしゃくのふしぎ」についてのお話をしました。 とくに、単元名にもなっている「じしゃくのふしぎ」に如何に気づかせて、それらを追究する学習展開をつくっていくか ということについて触れました。
最後に、深日小学校の先生方が3つのグループに分かれ、「じしゃくおもちゃ」を考えました。最近は各メーカーさんが、様々なじしゃくを利用したおもちゃを販売していますが、教材や単元を知るには先生自身も試すのが一番とばかりに、いろいろなプランを出し合っていました。
先生方の工夫された教材を使った授業で、今後いろんな気づき!(びっくり)や?(はてな)が、子どもたちから引き出されるのではないでしょうか。
子どもたちも、きっと楽しく学べることになると思います。
次回、どのような「おもちゃ」が出来たのか、また子どもたちの反応がどうだったのか、
聞くのが楽しみです。
【授業風景】
(写真撮影、記事:学校実践支援ユニット事務係 田中)