2024年2月8日木曜日

小規模校における指導方法・特色ある実践研究事業

小規模・複式校における複式授業を中心に支援活動を行っています。
実際の活動の概略は下記の通りです。
画面を下にスクロールしていただくと、2023年4月~2024年1月までの活動内容をご覧いただけます。
 
2024年1月17日 場所:有田川町立小川小学校  
教員名:大谷 真喜子


公開授業として3・4年生複式の算数科授業「三角形の角の大きさ比べ」と「表を使って考えよう」を参観した。子供たちの自学自習力は、身についてきている。研修会では、「話し合い活動の充実と間接指導の技術等」について、指導者として必要な心構え、学級のシステム、教師の技術などを中心に協議を行った。


2023年11月13日 場所:有田川町立小川小学校
教員名:大谷 真喜子


1・2年生複式の算数科授業「かたちづくり」「かけ算(2)」を参観した後、紀北教育事務所、有田川町教育委員会指導主事が中心となり研究協議を行い、その後、大谷との協議を行った。
本研究授業は、8月と10月に訪問した際、検討した教材、指導案を基に授業を組み立てられたもので、授業展開に改善が見られ、児童の成長も感じられた。

 


2023年10月11日 場所:有田川町立小川小学校
教員名:大谷 真喜子


1・2年生複式の算数科授業を参観した後、11月13日指導訪問での提案授業指導案の検討を行った。授業者より、指導案の概要、学級の様子、悩んでいる所の説明を受け、それをふまえて、教科の視点、複式授業の視点、研究主題の視点で教材研究、指導案検討を行った。
1年生では、「ずらす」「くるっとまわす」「ひっくりかえす」などの言語習得の大切さや、2年生では、かたまりに目を向けてかけ算を使って解くことができるようにするためにどうするかを話し合った。

2023年8月23日 場所:有田川町立小川小学校
教員名:大谷 真喜子


11月の学校指導訪問に向けて、現段階での指導案を基に研究授業の第1回検討会を行った。
授業者から児童の様子、本単元の計画、本時で大事にするところや気になっていることなどの説明を受け、教材研究と指導案の検討を行った。
※複式授業の指導案の書き方も検討した。
2023年7月10日 場所:有田川町立小川小学校
教員名:大谷 真喜子


この日は5年生の「算数」と、6年生の「社会」の授業参観を行い、放課後に各授業者と授業相談会を行った。
小川小学校の研究主題「自らの学びの調整力を高める」に絡めて、指導方法について助言した。
※今後、複式学級になることを考えてどう進めるかについては、単式学級であっても2グループに分け、別々の課題に取り組むなど、自分たちで学習を進めていく子供たちを育成するためにも複式の授業スタイルを取り入れてみることも提案した。

  

2023年6月5日 場所:有田川町立小川小学校
教員名:大谷 真喜子


3年生「時刻と時間」、4年生「一億をこえる数」の複式授業を参観、協議を行った。主に、小川小学校の「教育計画」から「研究主題」を確認する中で、研究の進め方や大事にすることを確認し合った。
主な内容は以下の通り。

【良かった点】
  • 複式授業の型ができていて、流れはよい。
  • 学習リーダーが進行しながら子供たちは自分たちで学習を進めることができていた。授業の流れをホワイトボードに日常的に書き、子供たちへの指導・支援に活かしている。
  • 授業者は子供のつぶやきを聞き取り、対応していた、その反応に子供たちは安心して学んでいた。
 【課題点】
  • 子供たちに自分たちで解決する力をつけるためには、自由に学び合う時間を設ける。
  • 本時につける力、指導事項にぴったりの必然性のある課題を設定する。
  • 教材研究を深める。ワークシート、学習活動、適応題の吟味や教師のポジショニングについても研究していく。

2023年5月15日 場所:有田川町立小川小学校
教員名:大谷 真喜子


1・2年生、3・4年生の算数科の複式授業を参観し、その後、担任の先生、教頭先生と一緒に協議を行った。
今回はどちらも算数科でのずらし、教師のポジショニング、児童の学習リーダー育成にポイントをおいた研修を行った。



2023年4月28日(水) 場所:有田川町立小川小学校
教員名:大谷 真喜子


複式の授業に関する校内研修会の講師として有田川町立小川小学校を訪問。
今年度、小川小学校は、教員の半分が異動したこともあり、校長先生から「昨年度末に行った研修内容を初めに行っていただきたい。」との希望を受け、再度、複式授業について共通理解を図ることから取り組んだ。
その後、年間計画で6月上旬頃の単元を取り上げて、算数科の複式授業を考える体験研修を行った。つける力、指導項目、本時の中心を共通理解し、直間指導を行うには、児童の実態と課題を把握し、どのようにずらすかを考えた。また、ずらすために必要なことは何か等、授業を想定してペアで話し合い、交流した。
大変熱心な学び合いであり、交流では、他の学年の先生方からの助言もあり、教員の複式授業への意識の高まり、指導方法の引き出しが増えるなどの効果があったと感じた。

1・2年生「ふえたり へったり」「たし算とひき算のひっ算」
3・4年生「たし算とひき算の筆算」「大きな数」
5・6年生「小数のかけ算」「分数×分数」 など。