2024年3月11日月曜日

小規模校における指導方法・特色ある実践研究事業

小規模・複式校における複式授業を中心に支援活動を行っています。
画面を下にスクロールしていただくと、2024年2月~3月までの活動内容をご覧いただけます。
 
2024年3月4日 場所:有田川町立小川小学校  
教員名:大谷 真喜子


1・2年生複式の算数科授業を参観した後、授業を担任した先生、教頭先生と一緒に協議を行った。主な内容は以下の通り。

  〔良かった点〕
  • 1年生児童に手伝ってもらい2年生の導入を行ったことがとても良かった。子供たちが楽しんで課題把握でき、仲間意識も育った。その際、授業者が写真を撮り、ICTを活用して説明にしたことも効果的であった。
  • 1年生の課題把握時に実物の大きさの違うシートを準備し、数学的活動を取り入れ思考させたことが良かった。  
  • 支援教員との連携がうまく取れており、必要なところに入ってくれていた。

    〔今後のために〕
    • 間接指導、児童の声を聞き取るための座席の工夫
    • 指導の系統性、つける力と指導方法の検討、そのための教材研究の在り方 
    • 少人数、児童の個性を活かした振り返りの方法 など




    2024年2月19日 場所:有田川町立小川小学校  
    教員名:大谷 真喜子


    1・2年生、3・4年生、5年生の授業を参観。その後、講師の深澤英雄先生に示範授業として6年生、社会科「縄文時代」の授業を行っていただいた。授業後、深澤先生から授業解説と授業づくりについてご講話を頂いた。示範授業では、「素材研究」や「教材研究」だけでなく、「指導方法研究で大事にすること」や「児童とのかかわり方」、「個人思考からグループ学習」や「全体学習による深い学び」についても大変理解が深まった。

    〔以下、教員の感想を一部抜粋して紹介〕

     教員の感想
    • 教材研究の大切さと奥深さ、デジタルとアナログの共用、課題提示の仕方、教材を地元 や将来につなげるまとめなど、多くのことを学ばせていただきました。 
    • 年表の提示方法が等尺年表で子供たちの関心を引きつける導入がすごいと思いました。私自身も引き込まれる授業でした。改めて教材研究の大切さを痛感しました。
    • 歴史と自分がつながっている、関係があるという意識づけがありました。最後にもALEC(有田川町地域交流センター)にある縄文土器に触れることで遠い存在である三内丸山遺跡の学習が身近な所に 存在していたと知り、児童はぐっと身近なことだと感じることができました。
    • 教材研究の大切さ、実物の提示、教師の意図の3点が印象に残りました。来年度に向け て「必然性を生む教師の深い教材研究」を中心に教師が児童の深い学びを支援していけ る学校作りについてみんなで確認していきたいと思います。
    • 焦点化、指さしをさせること、シールを貼って考えを共有すること、実物の提示など、 たくさん刺激をいただきました。「教師の勉強に年齢は関係ない」という言葉から、こ れからも、もっと勉強していこうと思いました。
    • 今回見せていただいた授業のように教科書にある資料から自分がもっと情報や知識を集めることができれば、子供たちが楽しく、関心を持って学べると思いました。現在授業で行っている単元の資料について、もっと自分が疑問や関心を持てるように読み込みたいと感じました。