深沢先生のオンライン講座の日程が決まりましたのでお知らせ致します。
令和4年1月22日土曜日3時~
ご確認どうぞ、よろしくお願い致します。
深沢先生の対面講義の日程が決まりましたのでお知らせいたします。
11月15日(月)3年理科「じしゃくのふしぎ」授業の様子
(写真撮影:教職大学院 特任教授 貴志 )
4つのおもちゃ人気順(磁化、極を元に選んだ)
人気順 |
子ども達の疑問や説明 |
【1位】回転寿司 |
なぜ回転するのか?⇒なぜかの研究から⇒説明 |
【2位】虫取り |
クリップがつながってるよ⇒擦るという現象でつながる⇒なぜ擦るとそうなるのか? |
【3位】釣り |
金属の中にもくっつくのと、つかないのがあるんだよ |
【4位】ワニ |
S極とN極があるから引っ付く |
11月24日(水)3年理科「じしゃくのふしぎ」の検討協議
今回の協議の中で、深日小教員の「なぜ?がたくさん出ることは成功だが、本質的な理科の質問でないものが多くなる。今後授業の軌道に乗せるのが難しい。」というのに対し、本学教員貴志が、次のように述べた。
「本質的な理科の質問でないものが多くなっても、『子どものなぜ?』は、(次からの経験による)新しい知識によって、上から塗り替えられていくので、なぜの疑問も解けたり、新しい疑問へと変わっていったりするので、心配することはない。深日小では今回、1.事象への働きかけ!(ビックリ) 2.問題の把握?(ハテナ)の取り組みに重点をおき、子どもたちに、「手作りおもちゃ」を使って十分に遊ばせ、この2つ※1が出来たので、子ども達にとって授業は大成功と言えるでしょう。」
また、最後に「今回の授業について、興味関心を引きつけることに関しては1つの3年生の授業としては成功です。全体的には良かったです。たいへん素敵な授業でした。」
とのことでした。
※1
① しっかりと遊んで、遊びの中で!や?を見つけることができたか?
② 他者との交流を通して、意見や考え、気づきをホワイトボードにまとめることができたか?
(記事:学校実践支援ユニット事務係 田中)
日時:2021年10月22日(金)15:45~17:00
場所:岬町立深日小学校
対象:深日小学校教員12名
講義担当教員:教職大学院 特任教授 貴志年秀
今回は11月15日(月)に行われる3年理科「じしゃくのふしぎ」の指導案検討と、当日子どもたちが体験する、じしゃくを利用したおもちゃを実際に先生方にも体験いただくことがメインの検討会でした。
1.授業者の岡田先生より授業の流れの説明
1)!(びっくり)と?(はてな)を軸にした授業展開
子どもたちが感じた!や?を、子どもたち自身でホワイトボードにまとめ、それを使って話し合いをする活動を日頃から取り入れている。今回の授業でも、「じしゃくおもちゃ」で十分に遊んだ後、個々が感じた!や?ホワイトボードに書き出し、それをグループでまとめる時間を設定した。こうすることで、子ども自身がこの学習(じしゃくのふしぎ)で解決したい「問題」を見つけ出すことができるはずである。
2)研究授業では授業を2時に分けて進める形をとる
本時は2時間扱いとする。1時間目は「じしゃくおもちゃ」を体験させる。たっぷり時間をとって遊ばせることで、様々な気づきやふしぎをもつことができるはずである。2時間目は、3グループに分かれて、ホワイトボードを使って!や?をまとめていく。そして、最終的にはクラス全体で!や?をまとめ、共有していく。
とくに、本時では次の3段階の子どもたちの思考の変化をみる。
①遊んだあと、個々の子どもたちが感じた!や?
②グループで練り上げた!や?
③学級全体で追究していく!や?
本時を通して、子どもたちが主体的に問題づくりが出来ていたのかどうかが大切である。
2.貴志からのアドバイス
・本時の2時間扱いは大賛成。(子どもにとって)興味深い教材で十分に活動することで様々な気づきが生まれる。
・「ホワイトボード交流」は非常に楽しみ。どこまで子どもたちが互いの気づきを共有できるのか。
3.実際におもちゃで遊んでみました!
子どもはどんな気づきをもつだろうか。それぞれの「じしゃくおもちゃ」について意見交換を行いました。
〈先生たちの予想〉
① ぱっくんワニ
・口に磁石を入れたら、ぱくっと食べられた!
・赤い磁石をあげたら口が開くのは!であり?と思うのでは?
② 集まれ昆虫の森
・磁石でこすったクリップの虫取り網で、たくさん虫(クリップ)が取れた!
・でも時間がたつと虫が取れなくなるのはなぜ?
など・・・・。
(写真撮影、記事:学校実践支援ユニット事務係 田中 / 記事監修:教職大学院 特任教授 貴志)